当機構の平成31年度定時総会の開始に先立ち、平成30年度「森の名手・名人」に認定された2名に、(公社)とやま緑化推進機構の髙木理事長が認定書を伝達しました。
日時:平成31年2月27日(水) 14時から
場所:富山県農協会館8階 801号室
「森の名手・名人」とは、森や山に関わる生業について、すぐれた技をもってその業を究め、他の技術・技能者、生活者たちの模範となっている達人たちのことで、(公社)国土緑化推進機構が、平成14年度から毎年認定しています。
○森の伝承・文化部門(茅葺き):沼口和美(ぬまぐちかずみ)(南砺市)48歳
22年間にわたり、五箇山の山村文化を代表する合掌造りの維持・管理のための茅場の造成や茅刈等の材料確保、茅葺きに取り組み、毎年10棟程度の茅葺き屋根の葺き替えを指揮・実施している。
また、若い世代への技術の伝承にも熱心に取り組むとともに一般の方へ五箇山伝統の茅葺きの解説を行うなど普及に努め、地域の模範的なリーダーとなっている。
○森づくり部門(造林手):阿閉義隆(あとじよしたか)(富山市)81歳
64年間にわたり、造林手及び労務班長として立山山麓森林組合で伐採や造林、間伐など森林整備に尽力した。特に、枝打ちなどの高所作業を得意とし、安全で確実な作業で他の労務班員の模範となった。
また、屋敷林の伐採では、クレーン車が入らない狭い場所でも氏の高所技術を生かした安全で確実な伐採は、周囲からも高く評価されている。